濃縮睡眠通信

睡眠セラピスト インタビュー【松谷 修】

    この記事を書いてくれたのは


     

    一般社団法人濃縮睡眠協会 理事
    睡眠セラピスト
    松谷 修Matsutani Osamu

    睡眠はパフォーマンス調整の大切な時間

    ー普段の生活で睡眠についてどのように意識していますか?

    自分にとって睡眠はストレスのパロメーターであるとともに、パフォーマンスを調整するための大切な時間だと思っています。
    仕事のタスクが立て込んだりすると、どうしても一時的にストレスが高い状態になってしまいます。そのようなとき、自分の場合は睡眠時間が長くなります。気持ちの部分ではそこまでストレスを感じていなかったとしても、睡眠時間がいつもよりも長くなったときにはストレスの原因を探して、きちんと向き合おうと考えています。
    また、睡眠の質が低下すると次の日のパフォーマンスが変わるのを感じます。睡眠セラピストとしてお客様の施術をしたり、その他のお仕事をしたりするときにパフォーマンスが高くないと自分の目指す成果を出せないので、睡眠の質を高くすることを意識しています。

     

    ー普段行っている睡眠ケアは何ですか?

    ケアは色々とやっているのですが、その中でも行う回数が多いのは眼の温めと頭のマッサージになります。睡眠セラピストとして施術をするとき以外はパソコンを使ったお仕事が多いため、どうしても首や眼などへの負担が大きくなってしまいます。そのため、血流が悪くなってしまうのでホットタオルを使って首と眼を温めることで緊張を解くようにしています。数分温めるだけでも眼の周りのハリが軽くなり、眼の疲れが取れていくのを感じます。また、脳疲労がたまってきたときには頭が張ってかたくなってしまうので、お風呂に入っているタイミングで頭をマッサージしています。お風呂に入っているときはお湯の温かさで全身の緊張が緩んでいるタイミングなので、マッサージをすることでさらに血流がよくなります。以前は手でマッサージしていましたが、最近はシリコンのマッサージブラシを使っています。

     

    ー睡眠ケアのポイントは何ですか?

    睡眠の質を上げるためのケアは色々ありますが、全部やろうとはしなくて大丈夫です。自分の疲れがたまりやすい部分や気になる部分からケアをしてみましょう。ケアを1日行ったからといってすぐに睡眠が変わるわけではありませんが、継続することで確実に変化していきます。自分の続けやすいやり方やタイミングを探すのがポイントだと思います。

     

    『濃縮睡眠通信 2022年2月 vol.10 より』