濃縮睡眠通信

睡眠セラピスト インタビュー【沢田 健一】

    この記事を書いてくれたのは


     

    エクサ・システムプランニング株式会社
    専務取締役
    ビジネスコーチ, 睡眠セラピスト
    沢田 健一Sawada Kenichi

    何か一つ変えてみるだけでも目覚めは変わる

    ー普段の生活で睡眠について意識していることはありますか?

    自分は睡眠セラピストとして活動をするだけでなくIT関係の仕事もしているのですが、そちらの仕事の関係でどうしても睡眠時間が短くなってしまうときがあります。そのためすぐに入眠できるように心がけています。具体的にはベッドに入るときに携帯電話をそばに置かないことや、就寝時には電気を消して暗くすることで早く眠りにつけるようにしています。また、ベッドに入るタイミングが遅くなったとしても起きる時間はなるべく同じ時間にするように心がけています。起床時間を一定にすることで1日のリズムをつくり出していくように心がけています。

     

    ー普段行っている睡眠ケアは?

    食事の面からの睡眠ケアを意識しています。
    以前は仕事で遅くなると帰宅してから夕食を食べていました。そのためどうしても寝る直前での食事となっていたため、次の日のパフォーマンスが落ちていました。そのため、今は夜遅くなるとわかっているときには早めに済ませるようにしています。食事のタイミングを変えるだけで翌朝の体調は全然違いますよ。お腹が空いたときにはナッツを食べるようにしています。ナッツに含まれるマグネシウムは睡眠ホルモンメラトニンの合成にも大切です。最近ではコンビニでも素焼きのナッツが売っているのでありがたいですね。

     

    ー睡眠ケアのポイントは何ですか?

    IT関係の仕事が忙しいときには夜遅くまでパソコンもスマホも見る生活になってしまいます。そのまま寝ると、リラックスすることができずにどうし ても寝つきが悪くなることありますよね。私の場合はお風呂かシャワーを浴びるようにしています。お風呂で湯船に浸かることができれば最高ですね。30分程度は電子機器から遠ざかることができ、体を緩めることができます。入浴後はパソコン、スマホに触れずに寝ることで翌朝のスッキリ感が違いますよ。

     

    ー睡眠の質を高めたい人に一言

    生活様式は人それぞれです。睡眠を改善したいと思う方は何か一つパターンを変えてみるだけでも翌朝の目覚めとかが違ったものになります。肩肘張らず、気楽に取り組んでみてください。

     

    『濃縮睡眠通信 2022年4月 vol.12 より』