濃縮睡眠コラム

男性のいびきの原因として考えられることは?隠れている病気・対策も紹介

    いびきに悩む男性は多く、いびきのせいで慢性的な睡眠不足が続いてしまう方もいます。また、いびきには重大な疾患が隠れている可能性も考えられることから、いびきを軽んじて放置するべきではありません。

    今回の記事ではいびきの原因や対策と、注意するべき疾患についてまとめました。いびきに悩んでいるのなら、ぜひ参考にしてください。

    男性の主ないびきの原因

    男性のいびきはさまざまな原因によって引き起こされます。自分のいびきの原因について考えてみましょう。場合によってはいくつもの原因がいびきを引き起こしている可能性もあります。

    肥満

    肥満によって首や喉周りに脂肪がついてしまうと、気道が狭くなっていびきが起こりやすくなります。また、睡眠時無呼吸症候群になる可能性も上がり、低酸素状態が続くことで多くの体調不良につながります。

    ただし、首周りや喉周りの脂肪は体重に比例するとは限らないため、必ずしも体重が多いほどいびきをかくとは限りません。極度の肥満でなくても脂肪のせいでいびきが起こる方もいるでしょう。

    加齢によるのどの筋肉の緩み

    いびきの原因のひとつに、加齢とともに気道部分の筋肉が弱くなることが挙げられます。とくに女性は元から筋肉が弱いため、歳をとってからいびきをかきやすいです。

    上気道の筋力を維持する目的で、定期的に舌出し体操に取り組むことをおすすめします。

    口呼吸による気道閉塞

    本来人間の呼吸方法は鼻呼吸が理想的です。口呼吸は唾液を乾燥させてしまうため、次のような弊害を招きます。

    • 口臭の原因になる
    • 虫歯や歯周病になりやすい
    • 歯並びが悪くなる
    • 老化が促進する
    • アレルギーや風邪になりやすい

    そして、睡眠中の口呼吸は舌が口の奥に落ちて気道を狭くし、いびきをかきやすくします。普段はもちろん睡眠時も鼻で呼吸をするべきですが、鼻詰まりや普段からの癖で、口呼吸がメインになっている方は多いです。

    睡眠中に呼吸方法を確認することは困難ですが、日頃から自分が口呼吸になっていないか意識するべきでしょう。

    首が太い・短い

    生まれつき首が太いまたは短い方は首に脂肪がつきやすいために気道が狭くなり、結果的にいびきを引き起こすでしょう。とくに首が太く短い方が肥満になると、いびきをかく傾向があります。

    鼻づまりなど鼻の症状

    鼻炎やアレルギーで鼻が詰まっていると、鼻で呼吸ができず口呼吸になり、いびきをかきやすいです。風邪で一時的に鼻がつまっている場合は仕方がありませんが、長期間の鼻づまりは対策を考えるべきでしょう。

    鼻づまりによって睡眠の質が下がる可能性もあります。

    あごが小さい

    あごが小さい方はいびきや睡眠時無呼吸症候群を起こしやすいです。日本人は元から上気道の構造が小さいことから、あごが小さい方は睡眠中に舌が落ち込む傾向が高いです。

    食生活の変化から現代人は少しずつあごが小さくなっており、いびきに悩む方も増えていくと考えられています。自身のあごが小さいという自覚があるのなら、いびきをかいている可能性を考えてみるべきでしょう。

    アルコールを飲んだ

    アルコールは筋肉を緩ませる作用があり、お酒を飲んで眠ると横になったときに舌が喉に落ちて気道が狭くなります。

    また、アルコールの成分を分解する目的で体は酸素を多く取り入れようとして口呼吸になる可能性が高く、いびきを引き起こします。毎日アルコールを飲んでいる方はいびきも慢性化している可能性があり、十分な注意が必要です。

    睡眠薬を飲んでいる

    ベンゾジアゼピン系の睡眠薬には筋肉の緊張を緩ませる筋弛緩作用があり、睡眠時に舌が落ちやすいです。そのため、睡眠障がいの治療で睡眠薬を服用している方は、いびきをかいてしまう可能性が高くなるでしょう。

    あまりにいびきがひどいときには処方薬について医師に相談したうえで、薬の変更を希望するべきです。睡眠を確保するために睡眠薬を飲んでいても、いびきのせいで睡眠の質が下がってしまう恐れがあります。

    タバコを吸っている

    タバコは喉や鼻の粘膜に慢性的な炎症を起こす作用を持っており、口蓋扁桃や咽頭扁桃を肥大させて上気道を狭くします。気道が狭くなれば、いびきをかきやすくなるでしょう。

    さらにタバコは閉塞性睡眠時無呼吸症候群の原因の一つでもあります。いびきに悩んでいるのなら、禁煙から始めるとよいでしょう。

    仰向けで寝ている

    仰向けで眠ると重量の影響で舌が口の奥に落ちやすく、いびきが起こる可能性が高くなります。そのためいびきを改善したいと考えている方は、横向きの姿勢で寝ることをおすすめします。

    ストレス・疲れが溜まっている

    ストレスや疲労が溜まっているときは、自律神経が乱れやすく呼吸が浅くなります。脳に十分な酸素が届かなくなれば、体は口呼吸をしてより多くの酸素を取り入れようと働き、いびきを招いてしまうでしょう。

    また、ストレスは筋肉を緩ませる、人間の精神を安定させる成分であるセラトニンを減らして上気道を狭くするなどのよくない作用ももたらします。

    時折原因不明のいびきをかく期間がある方は、ストレスや疲れが原因になる可能性が考えられます。

    男性のいびきが原因で考えられる病気

    いびきの原因には先ほど紹介したものの他に、何らかの疾患が隠れている可能性もあります。中には、放置することでより症状が強くなる病気も存在するため、早めの治療が必要でしょう。

    睡眠時無呼吸症候群

    睡眠時無呼吸症候群は、睡眠時に何度も呼吸が止まったり浅くなったりする病気で、体が低酸素状態に陥ります。そのため体が受け続けるダメージが重く、本人は自覚が難しいものの次のような症状が現れるでしょう。

    • いびきをかく
    • 日中に眠気を感じる
    • 夜間に何度も目覚める
    • 夜間に息苦しさを感じて目覚める
    • 睡眠時間を確保してもだるい
    • 頭痛がある
    • 無気力になる

    このような体調の問題を抱えることで、高血圧、脳卒中、心筋梗塞などの命に関わる疾患の発生が増加する可能性もあります。睡眠時無呼吸症候群は自覚症状が少ないものの、治療が必要な疾患です。

    脳梗塞

    いびきをかいているときは、全身が酸素不足に陥っています。脳の酸素が減ってしまうと、血管と血液が接している内皮細胞に問題が発生し、脳梗塞を引き起こしやすくなります。

    脳梗塞が発症してしまっている状態のいびきは、普段よりも大きいものに変わる傾向がありますが、本人は気づきません。

    家族がいびきの変化に気づいたときには、早急に医療機関を受診するべきです。迅速な対応をすれば、早期治療が進められる可能性が高くなります。

    甲状腺機能低下

    甲状腺機能低下症は女性に多く見られる疾患で、甲状腺ホルモンの急激な低下によって起こります。

    代表的な原因は橋本病(慢性甲状腺炎)で、代表的な症状には便秘、寒がり、無気力、眼瞼浮腫、記憶力低下、嗜眠、難聴、体重増加、動作緩慢などがあります。

    症状に気がつかないまま過ごす方も多いものの、症状が強くなると意識障がいを起こす可能性も考えられるでしょう。

    甲状腺機能低下症では、甲状腺ホルモンが減少して上気道の筋肉が緩み、舌が大きくなるため、いびきや睡眠時無呼吸症候群につながります。

    甲状腺機能が低下していることに気づかない状態が続くと、血中コレステロールが高くなり動脈硬化が進む恐れがあります。原因不明の体調不良やいびきを自覚している方は、病院に行くべきでしょう。

    甲状腺機能低下は内服治療によって改善可能な疾患です。

    鼻中隔彎曲症

    鼻中隔彎曲症は左右の鼻の穴を隔てている鼻中隔が強く弯曲している状態で、鼻づまりによる口呼吸やいびきを引き起こします。

    鼻中隔彎曲症のいびき以外の症状には、味覚障がい、頭痛、鼻出血などがありますが、鼻を外から見ても鼻中隔彎曲症であることは分からず、鼻の中を覗かなければ鼻中隔の問題を特定できません。

    また、鼻中隔が歪んでいても問題の症状がない場合は治療の必要はありません。鼻中隔彎曲症の鼻づまり自体は点鼻治療で改善可能なものの、根本的な改善には手術が必要です。

    肥厚性鼻炎

    鼻炎の一種である肥厚性鼻炎は、鼻の粘膜が腫れて厚くなった状態で、鼻粘膜がデコボコしたり硬くなったりする方もいます。

    主な症状は慢性的な鼻づまりで、口呼吸によるいびきを招きます。肥厚性鼻炎は、鼻中隔彎曲症によって引き起こされることが多いです。根本的な改善には、鼻中隔彎曲症の治療が必要になります。

    副鼻腔炎

    副鼻腔炎には風邪のウイルスや細菌が原因の急性副鼻腔炎と、症状が3か月以上続く慢性副鼻腔炎があります。どちらの場合も副鼻腔にウイルスや細菌が入り込んで炎症を起こし、鼻水、鼻づまり、鼻漏などの症状が出るでしょう。

    治療をしなければ長期間鼻づまりが続くため、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因に該当します。大半の副鼻腔炎は投薬治療などで対応できる疾患ですが、繰り返し発症する方も多いです。

    アデノイド肥大

    鼻の一番奥に位置するリンパ組織の塊がアデノイドです。アデノイドは3〜6歳までに成長して5〜7歳で最大のサイズに変わり、学童期後半に小さくなります。

    この成長に問題が起こってアデノイドが肥大した状態が続くと、睡眠中のいびきや睡眠時無呼吸症候群を起こします。幼児期のいびきはアデノイド肥大が影響している場合が多いです。

    習慣性扁桃炎

    習慣性扁桃炎は喉の痛みと38度以上の高熱を繰り返す扁桃炎のことで、疲労や風邪が原因で起こります。扁桃炎を年に3〜4回以上繰り返す方は習慣性扁桃炎と診断されるでしょう。

    扁桃炎では空気の通り道が狭まり空気抵抗が大きくなるためにいびきをかきます。習慣性扁桃炎の治療には入院と手術が必要です。

    いびきを治したい!すぐにできる対策

    いびきをすぐに治したいと考えている方が、すぐに自分で取り組める対策を紹介します。可能であれば一度に複数の対策を試してみてください。自身に適した対策が見つかれば、いびきの悩みから解放されます。

    加湿・水分補給をする

    乾燥している部屋では鼻がつまりやすく、気がつかないうちに口呼吸をする可能性が高くなります。

    とくに、乾燥しやすい時期は、意識的に水分補給をするか加湿器を活用して部屋の湿度を保ちましょう。枕元に濡れたタオルや水を入れたコップを入れて置いておくのも効果的です。

    寝室の適度な湿度に加湿すれば、感染症予防効果も期待できます。

    飲酒を控える

    飲酒習慣がある方は、まず睡眠前の飲酒を控えると効果的です。飲酒はいびきの原因になるのみでなく、睡眠の質も悪くしてしまいます。

    どうしても飲酒をやめられないのであれば、飲酒量を減らすまたは飲酒の際に意識的に水を多く飲むようにしてみてください。飲酒量が減るまたはアルコールを摂取しなければ、睡眠中の口呼吸が改善される可能性が高いです。

    ダイエットをする

    いびきや睡眠時無呼吸症候群を防ぐために、食事制限や運動に取り組んでダイエットをしましょう。

    適正体重を維持すれば、生活習慣病を含む多くの病気リスクを減らせます。ただし、極端な食事制限や無理な運動はストレスにつながるため、時間をかけて健康的なダイエットができるとよいでしょう。

    何から取り組むべきか分からない方は、効果的なダイエット方法について医師に相談してみてください。

    寝る時の姿勢を変える

    仰向けは舌が押し込みやすい姿勢であるため、可能な限り横向きで眠るようにしてみてください。

    仰向けになる癖を持っている方は、抱き枕を用意するのもよいでしょう。横向き睡眠は腰の角度が自由に変えられるため、腰痛改善にも効果的です。

    とくに、体の左側を下にして眠ると消化系の臓器の負担が軽減され、目覚めたときに排便が促されやすくなります。人間は睡眠中に何度か寝返りを打ちますが、横向きで眠る状態が癖になれば、仰向け寝の頻度が減らせます。

    いびき防止グッズを使う

    いびきに悩んでいる方が多いことから、通信販売や店頭には数多くのいびき防止グッズが販売されています。代表的ないびき防止グッズは次のとおりです。

    • 歯ぎしり・食いしばり対策ができるマウスピース
    • 口を閉じて口呼吸を防ぐマウステープ
    • ツボを刺激しながらいびきを防ぐリング
    • 鼻腔を広げるテープ
    • 口呼吸を防ぐフェイスサポーター
    • 鼻腔を広げるノーズピン

    自分が使いやすく効果を感じるいびき防止グッズが見つかれば、手軽にいびきを改善できるでしょう。いくつかのグッズを試してみて、自分が使いやすいと感じたものの利用を継続してみてください。

    自分に合う枕を使う

    いびきの原因の一つに枕が自分に適していない可能性があります。枕が高過ぎれば気道が閉じやすい姿勢になり、枕が低すぎると口呼吸しやすい姿勢になります。

    枕を選ぶときには、次のポイントをチェックしてみてください。

    • 首に圧迫感を感じない
    • 肩と背中がしっかり布団に接している
    • 頭の位置が安定する

    いびきを抑える専用の枕も販売されているため、探してみるとよいでしょう。枕の専門店に行って自分に最適な枕をプロに選んでもらう手もあります。

    いびきを録音できるアプリ

    一人暮らしの方は、そもそも自分がいびきをかいているのかが分からず、いびきの改善にも取り組めません。いびきをかいている方の大半は、自分のいびきに気がついていないです。

    いびきを録音可能なアプリを使用すれば、睡眠中の様子を計測していびきの回数、大きさ、いびきをかく時間帯、頻度を確認できます。

    これからいびきの改善に取り組もうと考えている方は、まず現状を把握しておきましょう。以前のいびきと比べて改善がみられる取り組みがあれば、積極的に続けてください。

    また、いびきを録音可能なアプリで得た結果は、いびき治療の際に医師に伝える現状のデータとしても活用できます。医師は患者の意見のみでなく、アプリのデータを確認したうえで適切な治療を進めやすくなるでしょう。

    専門家のサポートを受ける

    何をしてもいびきが改善しない方や、いびきのせいで日常生活に支障が出てしまっている方は、専門家のサポートを受けて治療に取り組むことがおすすめです。

    何をしても改善しないような状態のいびきは、放置しても治る可能性が低いためです。いびきの治療はいびき専門外来や耳鼻咽喉科で実施しています。

    まだ日常生活に支障が出ていない方は、いびきで通院を大袈裟だと感じるかもしれませんが、いびきは自身の健康のみでなく家族の睡眠の質も落としている問題だと考えるべきでしょう。

    重度ないびきの場合の治療法

    重度ないびきは自分の力のみでの改善が困難で、専門家のもとで次のような治療が進められます。いびき対策の効果が得られないのなら、いびき治療について考えるべき状態だと言えるでしょう。

    CPAP(シーパップ)療法

    CPAP療法はいびきや睡眠時無呼吸症候群の治療法として知られており、重度のいびきも改善可能です。CPAP療法では鼻に装着したマスクから空気を送り込み、その空気圧で空気の通り道を確保して睡眠中に気道が塞がれる状態を防ぎます。

    治療開始前には医療機関に入院してマスクや空気圧の調整が実施されます。睡眠時にマスクをつけることに抵抗を感じる方もいますが、気道が塞がる状態を根本的に予防可能なため、睡眠の質の低下による体調不良を改善するのみでなく脳梗塞や心筋梗塞などの重大疾患にもつながるでしょう。

    マスクに慣れてしまえば、自分で毎日のいびき治療が実施できるようになります。CPAP療法は毎日取り組む必要があり、マスクの空気圧は症状や体重に合わせて調整します。

    マウスピース治療

    睡眠時にマウスピースをつけて強制的に舌と咽頭後壁の空間を広げると、気道が狭くなりいびきをかく状態が防げます。マウスピース治療は治療費が少なく患者が感じる負担も少ないことから、まず取り組みやすいいびき治療の方法だと言えるでしょう。

    マウスピースの利用で、歯ぎしりや食いしばりなどの睡眠中の問題から歯を守ることもできるため、歯やあごの健康を維持する方法としても有効です。

    市販のマウスピースを使う手段もありますが、病院で自身の歯に合わせたマウスピースを作れば、より高い効果が期待できます。

    レーザー治療など外科的手術

    口蓋垂周辺が睡眠中に気道を塞いでいびきを引き起こしている方は、レーザー照射によって周辺を切り広げる治療でいびきを改善できます。

    口蓋垂周辺治療は以前までメスを使って切開されていましたが、レーザー治療の活用によって出血や痛みを最小限に抑えられるようになりました。

    そのため、大半の患者は日帰り手術が可能です。また、鼻中隔彎曲症がいびきの原因の場合は、鼻中央部分を切除する手術も有効です。

    いびきの原因が明らかであれば、このような外科的手術によって根本的な治療が進められます。ただし、外的手術の前に自分のいびきの原因を探る必要があるでしょう。

    いびきを治したい場合どんな病院を選べばいい?

    いびきを治すために病院に行こうと考えているけれど、どのように病院選びをしたらよいのか分からない方は多いです。ここでは、いびき治療の病院の選び方を紹介します。

    耳鼻咽喉科またはSASに対応している病院

    いびきの原因は咽頭にある場合が多いことから、いびきの悩みは耳鼻咽喉科に相談に行くとよいでしょう。ただし、極度の肥満や睡眠時無呼吸症候群(SAS)によるいびきは、呼吸器科の方が適している可能性もあります。

    また、いびきに悩む方が増えている現代では、いびき専用のクリニックやいびき外来が用意された病院も存在します。インターネットを使って、通院可能な範囲にどのような病院があるのか調べてみましょう。

    複数回通うため通いやすい病院

    いびきの治療は一度や二度の少ない通院で完了する可能性は低いため、複数回の定期的な通院が必要になります。

    通院が困難な状態にならないように、自宅や会社から通いやすい病院を探しましょう。診療時間や予約の取りやすさも確認できれば、通院の負担を最小限に抑えられます。

    可能なら、いくつかの病院に相談に行って通院先を決めるとよいでしょう。

    必要に応じて別の専門医を紹介してくれる病院

    この記事でもお伝えしたように、いびきの原因は多岐に渡り原因によって別の病院での治療が必要な可能性があります。

    また、なかなか原因が特定できない事例も珍しくありません。別の専門医もあわせて紹介してくれる病院であれば、自分で一から病院探しをせずに済むでしょう。

    いびきの原因が特定しやすいように、自分のいびきのデータをいびき録音アプリを使って調べておく、その他の体調に問題がないか注意する、自分の生活習慣や食生活を医師に提示する行動も大切です。

    まとめ

    いびきは自身のみでなく同居の家族の睡眠の質も下げてしまう恐れがある問題です。脳梗塞や心筋梗塞の原因の一つでもあり、命に関わる疾患につながる可能性も考えられます。

    いびきを治すために、まずは自分で取り組めるいびき対策に取り組んでみましょう。効果が現れないときや症状が強い方は、なるべく早く専門医の力を借りて治療を進めてください。

    適切ないびき治療を実施すれば、睡眠の質が向上して健康的な毎日が送れるようになります。