スマホやパソコンを使用しているとき、気がついたら背中が丸まったり首が前に出たりした姿勢になっていた。そんな経験はありませんか。
崩れた姿勢は見た目の印象を落としてしまうだけでなく、実は睡眠の質を低下させ、体にとって大きな負担となっています。
俯いたような姿勢で長時間スマホを使用していると、首の骨がまっすぐな状態、いわゆるストレートネックになってしまいます。ストレートネックは首や肩の凝りや痛みを引き起こす原因となります。
猫背やストレートネックといった姿勢を続けていると、血流の悪化や自律神経の乱れなどによって頭痛、手足の冷え、眼精疲労、不眠などの症状も現れます。姿勢が体に与える影響はとても大きいのです。
睡眠ホルモン メラトニンの原料であるセロトニンは、姿勢を維持する筋肉である抗重力筋を活性化させる働きがあります。セロトニンが不足すると抗重力筋の活性化が不十分となるため、姿勢が崩れやすくなってしまうのです。また、抗重力筋は顔にもあります。そのため、セロトニン
不足は顔の弛みにもつながります。
よく眠れていない人は姿勢が乱れやすくなってしまい、姿勢が乱れることによって睡眠の質が低下する…という悪循環に陥ってしまいます。
逆に姿勢を整え、口角を上げることはセロトニン分泌につながり、睡眠の質を高めていきます。
猫背やストレートネックを改善するには、まずは凝り固まった肩や首、背中の筋肉をほぐすストレッチから試してみるのがおすすめです。
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