2月は節分があり、暦の上では新しい年を迎えて春となりますが、寒さは厳しく、乾燥する時期となります。今冬はインフルエンザの件数が増えており、学級閉鎖や体調を崩される方も少なくありません。新型コロナウイルスの影響が落ち着いてくるなか、うがいや手洗いなど、日々のケアの意識が下がってきているかもしれません。あらためて、気をつけていきたいところです。
寒いこの時期に感じやすい体の症状には、肩凝り・腰痛、倦怠感、冷え性などがあります。これらに共通した原因の一つが「血流」です。体が冷えてしまうことによって、血流が悪くなってしまっているのです。
私たちの全身を流れている血液には、酸素や栄養を届け、老廃物などを回収するだけでなく、熱を運ぶという役割があります。手や足の指が冷えている、体温が低めという方は、熱が十分に届いていない、つまり血流が悪い可能性があります。
寒さを感じると、私たちの体は熱を逃さないように交感神経が優位になり、血管が収縮します。交感神経が優位な状態が続いてしまうと、自律神経が乱れてしまい、睡眠の質の低下にもつながってしまいます。
緊張した体をほぐすのにおすすめなのがお風呂です。しっかりと湯船に浸かることで体と心をリラックスさせることができます。水温が高いと逆効果となってしまいますので、熱すぎない温度にしましょう。時間がないときなどはシャワーで済ませてしまっている方もいらっしゃるかもしれませんが、シャワーでは体を芯から温めることは難しいです。
また、普段の冷え対策には首や足首などを温めるのが効果的です。マフラーだけでなく、レッグウォーマーも試してみてください。
寒さに負けず、元気に冬を乗り切りましょう。